2.2 なぜ残り続けるのか

レガシーシステムが刷新されない理由

レガシーシステムが刷新されない理由は技術的な問題だけではない。多くの企業では「現行システムと同じ機能を新システムで実現する」という要件でプロジェクトが始まるが、そもそも現行システムの全機能を把握できていないため、要件定義の段階で頓挙することも多い。また、刷新プロジェクトは数年・数十億円規模になることが多く、経営層の理解を得られず先送りされる。結果として、問題を認識しながらも「今年も現行システムを延命する」という判断が繰り返されている。

  • 「動いているものは触るな」文化:リスク回避を優先し、変更を避ける
  • ドキュメント不足:仕様書がなく、改修の影響範囲が不明
  • 属人化:特定の担当者しか理解していない
  • 予算確保の困難:「見えない」基盤への投資は承認されにくい
  • ベンダーロックイン:特定企業への依存で乗り換えが困難
参考・免責事項
本記事は2025年1月時点の情報に基づいています。統計データや調査結果は時期により変動します。