1.1 国際ランキングの推移

IMD世界デジタル競争力ランキング

スイスのIMD(国際経営開発研究所)が毎年発表する「世界デジタル競争力ランキング」において、日本の順位は低迷を続けている。2017年の27位から年々順位を下げ、先進国の中では下位に位置している。同じアジアのシンガポール(1位)、韓国(6位)、台湾(9位)と比較すると差は歴然としている。このランキングは「知識」「技術」「将来への準備」の3軸で評価され、67カ国が対象となっている。

日本の順位1位の国
2019年23位アメリカ
2021年28位アメリカ
2023年32位アメリカ
2024年31位シンガポール

評価項目別の弱点

特に「ビジネスの俊敏性」「デジタル・技術スキル」「国際経験」といった項目で日本は最下位圏に沈んでいる。これらの項目はいずれも「技術力」そのものではなく、「組織・文化・人材」に関わる項目である。日本は科学技術の基礎研究では一定の評価を得ているが、それをビジネスに活かす能力で遅れを取っている。技術を持っていても使いこなせていない、という構図が浮かび上がる。

日本が特に低評価の項目 ビジネスの俊敏性、デジタル技術スキル、国際経験、ビッグデータ活用、起業家精神
参考・免責事項
本記事は2025年1月時点の情報に基づいています。統計データや調査結果は時期により変動します。