2.3 技術選定の保守性
枯れた技術への偏重
日本企業は「枯れた技術」を好む傾向がある。新技術の導入には慎重で、「他社の導入実績」を重視する。この姿勢は安定性をもたらす一方、イノベーションの遅れにつながっている。クラウドの普及を例にとると、AWSの日本リージョン開設は2011年だが、多くの日本企業がクラウド移行を本格的に検討し始めたのは2018年以降である。この5〜7年の遅れは、海外企業との競争において大きなハンディキャップとなった。また、技術選定において「大手ベンダーの製品」「商用製品」を優先する傾向も強く、コストパフォーマンスの高いOSS(オープンソースソフトウェア)の活用が進んでいない。
典型的な技術選定の思考パターン
「この技術、他社で実績ありますか?」
「まだ事例が少ないので見送りましょう」
「3年後に再検討しましょう」
「まだ事例が少ないので見送りましょう」
「3年後に再検討しましょう」
参考・免責事項
本記事は2025年1月時点の情報に基づいています。統計データや調査結果は時期により変動します。
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