4.3 用途別の選び方
Choosing by Use Case
用途別の要件
| 用途 | 推奨スペック | 重視ポイント |
|---|---|---|
| ゲーム配信(標準) | 1080p60キャプチャ | パススルー、低遅延 |
| ゲーム配信(高画質) | 4K30または1440p60 | 4Kパススルー、HDR |
| ゲーム録画専用 | 4K60キャプチャ | 高画質、編集用途 |
| 一眼カメラ接続 | 1080p60キャプチャ | HDMI入力、コンパクト |
| レトロゲーム | 720p以上 | コンポジット/S端子対応 |
ゲーム配信用
PS5、Switch、Xboxなどのゲーム機で配信する場合の選び方。
必須要件
- 1080p60キャプチャ以上
- パススルー機能(プレイ用モニターへの出力)
- USB 3.0接続(安定した転送)
- OBS Studio対応
あると便利な機能
- 4Kパススルー(4Kモニター使用時)
- HDRパススルー
- ヘッドセット端子(ゲーム音声ミックス)
Switchの注意点
Nintendo Switchは携帯モード時にHDMI出力ができない。TVモード(ドック接続)でのみキャプチャ可能。
録画専用
配信はせず、高画質な録画データを残したい場合。
推奨要件
- 4K60キャプチャ(将来の高解像度編集に対応)
- 低圧縮または非圧縮出力
- 十分なストレージ(4K録画は1時間で数十GB)
配信より高スペックが必要
配信は視聴者の回線速度に合わせて圧縮するが、録画は編集用に高画質を維持したい。そのため録画専用ならより高性能な製品を選ぶ価値がある。
一眼カメラ接続用
デジタル一眼カメラをWebカメラとして使用する場合。
要件
- 1080p60キャプチャで十分
- HDMIクリーン出力対応カメラが必要
- コンパクトな筐体(持ち運び用途)
カメラ側の確認が必要
一眼カメラの「HDMIクリーン出力」(情報表示なしの映像出力)に対応していない場合、画面上にISO値やバッテリー残量などが表示されたまま配信されてしまう。
価格帯別の特徴
| 価格帯 | スペック目安 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| 〜5,000円 | 1080p30、パススルーなし | お試し、軽い用途 |
| 5,000〜15,000円 | 1080p60、パススルーあり | 一般的な配信者 |
| 15,000〜30,000円 | 4K30または1440p60 | 高画質配信・録画 |
| 30,000円〜 | 4K60、HDR、VRR対応 | プロ配信者、映像制作 |
おすすめ価格帯
初めてのキャプチャーボードなら、1万円〜1.5万円帯がバランスが良い。1080p60キャプチャ、4Kパススルーに対応した製品が選べる。
主要メーカー
Elgato(エルガト)
- キャプチャーボードの定番ブランド
- ソフトウェア・エコシステムが充実
- 価格はやや高め
- 代表製品: HD60 X、4K60 Pro
AVerMedia(アバーメディア)
- コストパフォーマンスが良い
- 内蔵型の選択肢が豊富
- 日本語サポートあり
- 代表製品: Live Gamer シリーズ
その他
- I-O DATA - 国内メーカー、サポート充実
- GENKI - Switch向け小型製品
- 中華製 - 安価だがサポート・品質に注意
購入前チェックリスト
- □ キャプチャ解像度・フレームレートは用途に合っているか
- □ パススルー性能は十分か(4K/120fps等が必要な場合)
- □ PCの接続端子(USB 3.0等)はあるか
- □ 使用するソフトウェア(OBS等)に対応しているか
- □ ゲーム機のHDCP設定を確認したか
- □ 必要なケーブル(HDMI等)は揃っているか
このページのまとめ
用途に応じて必要なスペックは大きく異なる。一般的なゲーム配信なら1080p60キャプチャで十分。価格帯は1万円〜1.5万円がバランスが良い。購入前にPC環境と接続要件を確認すること。
用途に応じて必要なスペックは大きく異なる。一般的なゲーム配信なら1080p60キャプチャで十分。価格帯は1万円〜1.5万円がバランスが良い。購入前にPC環境と接続要件を確認すること。