3.2 マウスの選び方

How to Choose a Mouse

主要スペック

DPI(Dots Per Inch)

マウスを1インチ(2.54cm)動かしたときにカーソルが移動するドット数。高いほど少ない動きで大きくカーソルが動く。

DPI 特徴 向いている用途
400〜800 低感度、精密操作 FPSゲーム(ローセンシ派)
800〜1600 中程度 一般作業、多くのゲーム
1600〜3200 高感度 高解像度モニター、ハイセンシ派
3200以上 非常に高感度 特殊用途
高DPI = 高性能ではない 「最大25600DPI対応」などのスペックは、実用的にはほぼ意味がない。多くの人は800〜1600DPIで使用しており、高DPIは高解像度モニターや特殊な用途向け。

ポーリングレート

マウスがPCに位置情報を送信する頻度。単位はHz。高いほど滑らかで遅延が少ない。

ポーリングレート 更新間隔 用途
125Hz 8ms 一般作業(十分)
500Hz 2ms 一般的なゲーム
1000Hz 1ms ゲーミング標準
4000Hz / 8000Hz 0.25ms / 0.125ms 競技ゲーム向け(最新)

重量

重量 特徴 向いている人
〜70g 超軽量 FPSゲーマー(ローセンシ)
70〜90g 軽量 ゲーマー全般
90〜110g 標準 一般作業、安定性重視
110g以上 重め 安定性重視、多機能マウス
軽量化のトレンド ゲーミングマウスは軽量化が進んでおり、60g以下の製品も増えている。軽いと疲れにくく、素早い操作が可能だが、好みによる部分も大きい。

持ち方と形状

3つの持ち方

持ち方 特徴 適した形状
かぶせ持ち(Palm) 手のひら全体をマウスに乗せる 大きめ、エルゴノミクス形状
つかみ持ち(Claw) 指を立て、手のひら後部を乗せる 中程度、左右対称
つまみ持ち(Fingertip) 指先のみで操作 小さめ、軽量
自分の持ち方を知る 普段マウスをどう持っているか意識してみること。持ち方に合った形状を選ぶことで、疲労軽減と操作性向上が期待できる。

用途別の選び方

一般作業・事務

  • 接続: 無線(Bluetooth可)
  • 重量: 90g前後
  • 形状: エルゴノミクス
  • ボタン: 5ボタン程度(戻る/進む)
  • 価格帯: 3,000〜8,000円

クリエイティブ作業(デザイン・CAD)

  • 接続: 有線または2.4GHz無線
  • DPI: 高解像度対応(調整可能)
  • 形状: 精密操作しやすい形状
  • ボタン: カスタマイズ可能な多ボタン
  • 価格帯: 5,000〜15,000円

FPS・シューティングゲーム

  • 接続: 有線または2.4GHz無線
  • 重量: 80g以下(軽量)
  • センサー: 高精度光学センサー
  • 形状: 左右対称または手に合う形状
  • ポーリングレート: 1000Hz以上
  • 価格帯: 8,000〜20,000円

MMO・MOBA

  • 接続: 有線または2.4GHz無線
  • ボタン: 多ボタン(12ボタン以上)
  • 重量: やや重めでも可
  • 価格帯: 8,000〜15,000円

主要メーカーの特徴

メーカー 特徴 価格帯
Logicool(Logitech) 幅広いラインナップ、高品質 中〜高
Razer ゲーミング特化、デザイン性 中〜高
SteelSeries 競技向け、シンプル 中〜高
Pulsar / Lamzu / Vaxee 軽量・競技特化の新興ブランド
エレコム / バッファロー コスパ重視、一般向け 低〜中

価格帯別ガイド

価格帯 期待できる品質 おすすめの人
〜2,000円 基本機能、耐久性に難あり サブ用、お試し
2,000〜5,000円 十分な品質、無線対応 一般作業
5,000〜10,000円 高品質、エルゴノミクス 長時間作業、ライトゲーマー
10,000〜15,000円 ゲーミング品質、軽量無線 ゲーマー、クリエイター
15,000円以上 最高品質、最新技術 競技ゲーマー、プロ

購入前チェックリスト

  • □ 主な用途は何か(作業/ゲーム/クリエイティブ)
  • □ 有線と無線どちらが良いか
  • □ 自分の手のサイズと持ち方に合った形状か
  • □ 必要なボタン数はいくつか
  • □ 重量は自分の好みに合っているか
  • □ ソフトウェアでカスタマイズ可能か
このページのまとめ
マウス選びは用途、持ち方、手のサイズを考慮する。DPIは高ければ良いわけではなく、800〜1600が実用的。ゲーム用途では軽量さとポーリングレートが重要。価格帯は5,000〜10,000円でバランスの良い製品が選べる。