2.3 用途別の選び方
Choosing by Use Case
用途別推奨スペック一覧
| 用途 | サイズ | 解像度 | リフレッシュレート | パネル |
|---|---|---|---|---|
| 一般事務・Web閲覧 | 24〜27インチ | FHD〜WQHD | 60Hz | IPS |
| プログラミング | 27〜32インチ | WQHD〜4K | 60Hz | IPS |
| デザイン・写真編集 | 27〜32インチ | 4K | 60Hz | IPS(広色域) |
| 動画編集 | 32インチ〜/ウルトラワイド | 4K/UWQHD | 60Hz | IPS(広色域) |
| カジュアルゲーム | 27インチ | WQHD | 144Hz | IPS |
| 競技ゲーム(FPS等) | 24〜27インチ | FHD〜WQHD | 240Hz〜 | IPS/TN |
| 映画・コンテンツ視聴 | 32インチ〜 | 4K | 60Hz | VA/有機EL |
一般事務・Web閲覧
推奨スペック
- サイズ: 24〜27インチ
- 解像度: FHD(1920×1080)〜 WQHD(2560×1440)
- パネル: IPS
- リフレッシュレート: 60Hz
重視ポイント
- 目への負担軽減 - フリッカーフリー、ブルーライト軽減機能
- 高さ調整 - 正しい姿勢を維持するために必須
- 非光沢(ノングレア) - 長時間作業での映り込み防止
価格帯の目安
24インチFHD: 1.5〜3万円、27インチWQHD: 3〜5万円程度で十分な品質の製品が選べる。
プログラミング
推奨スペック
- サイズ: 27〜32インチ(または27インチ×2のデュアル)
- 解像度: WQHD以上(4K推奨)
- パネル: IPS
- アスペクト比: 16:9 または 21:9(ウルトラワイド)
重視ポイント
- 高解像度 - コードの可読性向上、一度に多くの行を表示
- 作業領域の広さ - IDE、ターミナル、ドキュメントを同時表示
- テキストの鮮明さ - 100ppi以上の画素密度
デュアルモニター vs ウルトラワイド
デュアルモニター: ウィンドウの分割が明確、価格が安い
ウルトラワイド: ベゼルがない、設置がシンプル
好みで選んでよいが、デュアルモニターの方が汎用性は高い。
ウルトラワイド: ベゼルがない、設置がシンプル
好みで選んでよいが、デュアルモニターの方が汎用性は高い。
デザイン・写真編集
推奨スペック
- サイズ: 27〜32インチ
- 解像度: 4K
- パネル: IPS
- 色域: sRGB 100%(Web向け)、Adobe RGB 99%以上(印刷向け)
- 色精度: ΔE < 2(出荷時キャリブレーション済み)
重視ポイント
- 正確な色再現 - 色域カバー率と色精度(ΔE)
- 工場キャリブレーション - 出荷時に調整済みか
- ハードウェアキャリブレーション対応 - プロ用途では必須
用途に合った色域を選ぶ
Web向けデザインならsRGB 100%で十分。広色域(DCI-P3等)モニターでsRGBコンテンツを作ると、一般ユーザーの環境では色が異なって見える可能性がある。
動画編集
推奨スペック
- サイズ: 32インチ以上 または ウルトラワイド(34インチ〜)
- 解像度: 4K または UWQHD
- パネル: IPS
- 色域: DCI-P3 95%以上
重視ポイント
- 広い作業領域 - タイムライン、プレビュー、素材パネルを同時表示
- DCI-P3対応 - 映像業界標準の色域
- HDR対応 - HDRコンテンツを扱う場合
ウルトラワイドが人気
動画編集ソフトのタイムラインはウルトラワイドモニターと相性が良い。34インチUWQHD(3440×1440)が人気の選択肢。
カジュアルゲーム
推奨スペック
- サイズ: 27インチ
- 解像度: WQHD(2560×1440)
- パネル: IPS
- リフレッシュレート: 144〜165Hz
- 応答速度: 5ms以下
重視ポイント
- バランスの良さ - 画質と滑らかさの両立
- VRR対応 - FreeSync/G-SYNC Compatible
- IPSパネル - 視野角と色再現性を重視
最もバランスの良い選択
27インチWQHD 144Hz IPSは、ゲームも作業もこなせる万能な選択。現在の人気カテゴリで競争が激しく、コストパフォーマンスも良い。
競技ゲーム(FPS等)
推奨スペック
- サイズ: 24〜27インチ
- 解像度: FHD〜WQHD
- パネル: IPS(または高速TN)
- リフレッシュレート: 240Hz以上
- 応答速度: 1ms以下(GtG)
重視ポイント
- 最高の応答性 - 高リフレッシュレート、低応答速度
- 視認性 - 小さいサイズで画面全体を視野に収める
- 低入力遅延 - モニター自体の遅延が少ないこと
プロゲーマーの選択
多くのプロFPSプレーヤーは24〜25インチFHD 240Hz以上を使用。画面が小さい方が視線移動が少なく、敵を発見しやすいため。
映画・コンテンツ視聴
推奨スペック
- サイズ: 32インチ以上
- 解像度: 4K
- パネル: VA または 有機EL
- HDR: DisplayHDR 600以上
重視ポイント
- 高コントラスト - 黒の深さ、暗いシーンの表現力
- HDR対応 - 映画コンテンツの多くがHDR
- 大画面 - 没入感のために重要
VAパネルの優位性
映画視聴ではコントラスト比が重要。VAパネルはIPSより3〜5倍高いコントラスト比を持ち、暗いシーンの表現に優れる。有機ELはさらに上だが価格も高い。
価格帯別ガイド
| 価格帯 | 期待できるスペック | おすすめの人 |
|---|---|---|
| 〜2万円 | 24インチFHD 60-75Hz IPS | サブモニター、予算重視 |
| 2〜4万円 | 27インチFHD 144Hz または WQHD 60Hz | エントリーゲーミング、一般作業 |
| 4〜7万円 | 27インチWQHD 144-165Hz IPS | ゲーム+作業の両立 |
| 7〜12万円 | 27インチ4K 144Hz または 32インチ4K | 高画質重視、クリエイター |
| 12万円〜 | 有機EL、プロ向けカラーマネジメント | プロクリエイター、最高品質を求める人 |
購入前チェックリスト
- □ 主な用途は何か(作業/ゲーム/視聴)
- □ 設置スペースは十分か(奥行き、横幅)
- □ PCのGPUは希望のスペックを出力できるか
- □ 必要な接続端子はあるか(HDMI/DP/USB-C)
- □ 高さ調整機能はあるか(または別途アームを購入するか)
- □ 保証期間と購入店のサポート体制
- □ ドット抜け保証の有無
このページのまとめ
用途によって重視すべきスペックは異なる。一般作業なら目への負担軽減、プログラミングなら高解像度、ゲームなら高リフレッシュレート、デザインなら色精度を重視。27インチWQHD 144Hz IPSは最もバランスが良い選択。
用途によって重視すべきスペックは異なる。一般作業なら目への負担軽減、プログラミングなら高解像度、ゲームなら高リフレッシュレート、デザインなら色精度を重視。27インチWQHD 144Hz IPSは最もバランスが良い選択。