3.3 APIと利用規約

APIs and Terms of Service

API利用と契約

APIを利用する際は、API提供者の利用規約に同意したことになる。利用規約は契約であり、著作権法とは別の法的拘束力を持つ。

確認すべき事項
  • 取得データの利用範囲(商用利用、再配布)
  • API呼び出し回数・頻度の制限
  • 帰属表示の要件
  • 派生物の作成可否

スクレイピングと法的リスク

Webスクレイピングは、著作権法および利用規約の両面で問題となりうる。

観点リスク
著作権コンテンツの複製権・翻案権侵害
利用規約契約違反(スクレイピング禁止条項)
不正競争防止法データベースの不正取得
サーバー負荷業務妨害(大量アクセス)
robots.txtとnoindex robots.txtでDisallowされているページのスクレイピングは、法的リスクが高まる。利用規約でスクレイピングが禁止されている場合も同様である。

データの著作物性

単なるデータ(事実情報)自体は著作物ではないが、データの選択・配列に創作性があればデータベースの著作物として保護される。

参考文献
[1] 経済産業省「データの利活用に関する契約ガイドライン」
[2] 著作権法 第12条の2