1.6 開発文書の全体マップ
1.6.1 文書の種類と作成順序
開発プロジェクトで作成される主要な文書を、作成順序とともに整理する。
| フェーズ | 文書 | 主な読み手 |
|---|---|---|
| 企画 | 企画書 | 経営層 |
| 提案書 | 顧客 | |
| 要件定義 | 要求仕様書 | 顧客、開発者 |
| 要件定義書 | 顧客、開発者 | |
| 基本設計 | システム構成図 | 開発者 |
| 画面設計書 | 顧客、開発者 | |
| API仕様書 | 開発者 | |
| 機能一覧 | 顧客、開発者 | |
| 詳細設計 | DB設計書 | 開発者 |
| クラス設計書 | 開発者 | |
| 処理フロー図 | 開発者 | |
| テスト | テスト計画書 | QA、開発者 |
| テスト仕様書 | QA | |
| 運用 | 運用マニュアル | 運用担当 |
| ユーザーマニュアル | エンドユーザー |
1.6.2 文書間の関係
各文書は独立しておらず、相互に参照・整合性を保つ必要がある。
トレーサビリティ(追跡可能性)
要件→仕様→設計→実装→テストの各段階で、どの要件がどの成果物に対応するかを追跡できること。これにより、変更時の影響範囲を把握できる。
要件→仕様→設計→実装→テストの各段階で、どの要件がどの成果物に対応するかを追跡できること。これにより、変更時の影響範囲を把握できる。
1.6.3 第1章のまとめ
| 比較 | 結論 |
|---|---|
| 仕様書 vs 設計書 | What vs How |
| 仕様書 vs 説明書 | 開発者向け vs 利用者向け |
| 要求 vs 要件 | 顧客の声 vs 開発側の定義 |
| 外部設計 vs 内部設計 | 見える部分 vs 見えない部分 |
次章からは、各文書の具体的な書き方を解説する。
参考資料
[1] IPA「共通フレーム2013」
[2] PMBOK第7版
[1] IPA「共通フレーム2013」
[2] PMBOK第7版