6.1 Well-Architected

Well-Architected Framework

Well-Architected Frameworkは、クラウドアーキテクチャのベストプラクティスを体系化したものである。AWSが先駆け、Azure、GCPも類似のフレームワークを提供している。

5本の柱(AWS)

Well-Architected 5本柱

図1: AWS Well-Architected Frameworkの6本柱

焦点 主要な質問
運用上の優秀性 運用の効率化 どう運用を改善するか
セキュリティ 保護 どうリスクを軽減するか
信頼性 回復力 どう障害から復旧するか
パフォーマンス効率 最適化 どうリソースを効率的に使うか
コスト最適化 無駄の排除 どうコストを管理するか
サステナビリティ 環境配慮 どう環境影響を最小化するか

3大クラウドの対応

観点 AWS Azure GCP
フレームワーク名 Well-Architected Well-Architected Architecture Framework
柱の数 6 5 6
レビューツール WA Tool Azure Advisor Architecture Framework
特徴 最も詳細 Azure統合 GCPベストプラクティス

各クラウドのフレームワークは概念的に類似しており、クラウドに依存しない設計原則として学ぶ価値がある。レビューツールを活用することで、既存のワークロードを評価し改善点を特定できる [1]。

設計原則

共通する設計原則
1. 障害に備えた設計(Design for failure)
2. 疎結合なコンポーネント
3. 弾力性のあるスケーリング
4. 自動化による運用効率化
5. 継続的な改善

Well-Architectedは一度のレビューで完了するものではなく、継続的に改善していくプロセスである。定期的なレビューと改善サイクルの確立が重要である。

出典
[1] AWS. Well-Architected Framework. https://aws.amazon.com/architecture/well-architected/
[2] Azure. Well-Architected Framework. https://docs.microsoft.com/azure/architecture/framework/
[3] Google Cloud. Architecture Framework. https://cloud.google.com/architecture/framework