4.4 ネットワーク

GCP Networking

GCPのVPCはグローバルリソースであり、1つのVPCで複数リージョンのサブネットを持てる。これはAWS/Azureのリージョナルなネットワークと異なるGCP独自の設計思想である。

GCP VPCの特徴

GCP VPC構成

図1: GCP VPCのグローバル構成

特性 GCP AWS Azure
VPCスコープ グローバル リージョナル リージョナル
サブネット リージョナル AZ単位 リージョナル
リージョン間通信 VPC内で自動 Peering必要 Peering必要

ファイアウォールルール

GCPファイアウォール

図2: GCPファイアウォールの特徴

ネットワークタグの活用
GCPのファイアウォールは「ネットワークタグ」で適用対象を指定。例: タグ「web-server」を持つVMにHTTP許可。IPアドレス不要で柔軟な管理が可能。

ロードバランサ

タイプ スコープ 用途 AWS対応
グローバルHTTP(S) LB グローバル Webアプリ CloudFront + ALB
グローバルTCP/SSL LB グローバル 非HTTP NLB
リージョナルLB リージョン 内部通信 ALB/NLB
内部HTTP(S) LB リージョン マイクロサービス Internal ALB

GCPのグローバルHTTP(S)ロードバランサは、Anycastを使用して世界中のエッジロケーションでトラフィックを受け付け、最も近いバックエンドにルーティングする。1つのIPアドレスでグローバル展開できる点がAWS/Azureと異なる [1]。

出典
[1] Google Cloud. VPC Documentation. https://cloud.google.com/vpc/docs/
[2] Google Cloud. Cloud Load Balancing. https://cloud.google.com/load-balancing/docs/
発展学習
→ Shared VPC
→ Cloud Interconnect