2025年スポーツイベント開催予定|注目大会と市民参加の機会をまとめて紹介
2025年スポーツイベント開催予定|注目大会と市民参加の機会をまとめて紹介
更新日:2025年12月11日
1. 2025年日本開催の国際競技大会
2025年の日本では、世界規模の国際競技大会が複数開催されます。特に東京では9月の世界陸上と11月のデフリンピックという二大イベントが予定されており、国内にいながら世界最高峰のパフォーマンスを観戦できる貴重な機会となっています。
1.1 東京2025世界陸上競技選手権大会
2025年9月13日から21日まで、国立競技場を主会場として第20回世界陸上競技選手権大会が開催されました。日本での開催は2007年大阪大会以来18年ぶり、東京での開催は1991年以来34年ぶりとなる記念大会でした。
会期:2025年9月13日(土)〜9月21日(日)の9日間
会場:国立競技場(東京都新宿区)
参加規模:約200か国・地域から2,000人以上の選手
主催:ワールドアスレティックス(WA)
大会では世界約10億人が視聴する大規模イベントとして、陸上競技のすべての種目が実施されました。東京2020オリンピックでは無観客開催となった国立競技場において、有観客での主要国際大会として大きな盛り上がりを見せました。
| セッション | 時間帯 | 主な種目 | チケット価格帯 |
|---|---|---|---|
| モーニングセッション | 午前 | マラソン、競歩、予選 | 2,025円〜 |
| イブニングセッション | 夕方〜夜 | 決勝種目中心 | 5,000円〜 |
1.2 東京2025デフリンピック
2025年11月15日から26日まで、聴覚障害のあるアスリートを対象とした国際総合スポーツ大会「デフリンピック」が東京を中心に開催されています。1924年のパリ大会から数えて100周年の記念大会であり、日本では初めての開催となります。
1924年:第1回大会がフランス・パリで開催
4年に1度開催される聴覚障害者の国際総合スポーツ大会
2025年:100周年記念大会として東京で開催(日本初)
参加規模:約70〜80の国・地域から約3,000人の選手
デフリンピックの大きな特徴として、競技観戦が原則無料で事前申し込みも不要という点があります。開閉会式のみチケットが必要ですが、各競技会場では誰でも自由に観戦できます。
デフリンピックでは、聴覚障害のある選手が公平に競技できるよう視覚的な情報保障が徹底されています。陸上短距離走ではスタートの合図にフラッシュランプを使用し、審判の笛が重要な競技では旗や手を挙げる視覚的合図が加えられています。
| 競技 | 会場 | 開催期間 |
|---|---|---|
| 陸上競技 | 大井ふ頭中央海浜公園 | 11月17日〜25日 |
| 水泳 | 東京体育館 | 11月16日〜22日 |
| バレーボール | 駒沢オリンピック公園、京王アリーナTOKYO | 11月16日〜25日 |
| サッカー | Jヴィレッジ(福島県) | 11月15日〜25日 |
| 自転車(ロード・MTB) | 日本サイクルスポーツセンター(静岡県) | 11月18日〜22日 |
全21競技が実施され、東京都内の各会場に加え、福島県(サッカー)や静岡県(自転車)でも競技が行われています。各会場にはアクセシブル窓口が設置され、手話通訳や字幕表示など、すべての来場者が楽しめる環境が整備されています。
2. 国内大会と市民参加型イベント
2025年は国際大会に加え、国内最大のスポーツ祭典である国民スポーツ大会や、大阪・関西万博関連イベント、そして全国各地で開催される市民マラソン大会など、観戦だけでなく実際に参加できるスポーツイベントが数多く予定されています。
2.1 第79回国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ」
2025年9月28日から10月8日まで、滋賀県において第79回国民スポーツ大会が開催されました。滋賀県での開催は1981年の「びわこ国体」以来44年ぶり2度目となります。なお、2024年大会から「国民体育大会(国体)」から「国民スポーツ大会(国スポ)」へ名称が変更されています。
正式競技:37競技
特別競技:1競技(高等学校野球・硬式)
公開競技:7競技
デモンストレーションスポーツ:24競技
会場:滋賀県内各市町村
国民スポーツ大会は都道府県対抗形式で行われ、天皇杯(男女総合優勝)と皇后杯(女子総合優勝)を巡って熱戦が繰り広げられます。一般市民もボランティアや観戦を通じて大会に参加する機会があります。
2.2 全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く障スポ」
国民スポーツ大会に続き、2025年10月25日から27日まで、同じく滋賀県において第24回全国障害者スポーツ大会が開催されます。正式競技として個人競技7種目、団体競技7種目が実施され、パラスポーツの普及を目的としたオープン競技も行われます。
2.3 大阪・関西万博関連スポーツイベント
2025年4月13日から10月13日まで184日間にわたり開催された大阪・関西万博では、スポーツ関連のイベントも多数実施されました。スポーツ庁は会場内で「Sports Future Lab ~スポーツがつくる未来~」を開催し、新しいスポーツ体験の発信を行いました。
3月16日:ACN EXPO駅伝2025(実業団vs大学生の史上初対決)
4月13日〜10月13日:Sports Future Lab(万博会場内)
7月23日〜24日:eスポーツイベント「未来をつなぐeスポーツの力」
会期中:各種スポーツ関連催事
特にACN EXPO駅伝2025は、ニューイヤー駅伝上位チームと全日本大学駅伝上位校が対決する史上初の大会として大きな注目を集めました。万博記念公園から夢洲の万博会場前までの約55kmを7区間でタスキをつなぎました。
2.4 市民マラソン大会
2025年も全国各地で市民が参加できるマラソン大会が開催されています。特に都市型マラソンは人気が高く、エントリー抽選の倍率も高倍率となる傾向があります。
| 大会名 | 開催日 | 開催地 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 東京マラソン2025 | 3月2日 | 東京都 | 日本最大級、抽選倍率10倍以上 |
| 名古屋ウィメンズマラソン | 3月9日 | 愛知県 | 女性限定、完走者にバカラ製品 |
| かすみがうらマラソン | 4月20日 | 茨城県 | 初心者から上級者まで対応 |
| 東京レガシーハーフマラソン | 10月19日 | 東京都 | 国立競技場発着のハーフマラソン |
| 神戸マラソン2025 | 11月16日 | 兵庫県 | 新コース採用、リレーランも実施 |
| 福岡マラソン | 11月中旬 | 福岡県 | 糸島までの絶景コース |
| NAHAマラソン | 12月初旬 | 沖縄県 | 地元の温かい応援、美しい景色 |
マラソン大会参加のポイント
- エントリー時期:人気大会は開催の6〜8ヶ月前に募集開始、早期締切が多い
- 参加資格:大会によって制限時間や過去タイムの基準がある場合も
- ボランティア参加:ランナー以外にも給水所スタッフや応援など多様な関わり方がある
- エントリーサイト:RUNNET、スポーツエントリーなどで情報確認・申込可能
3. 海外開催の注目大会と観戦・参加ガイド
2025年は海外でも日本人選手・チームが出場する注目大会が多数開催されました。特にFIFAクラブワールドカップには浦和レッズがアジア代表として出場し、大きな話題となりました。
3.1 FIFAクラブワールドカップ2025
2025年6月15日から7月13日まで、アメリカで新方式のFIFAクラブワールドカップが開催されました。従来の7チーム制から32チーム制へと大幅に拡大された初めての大会であり、4年に1度の開催となりました。
優勝:チェルシー(イングランド)
準優勝:パリ・サンジェルマン(フランス)
決勝スコア:3-0
日本からの出場:浦和レッズ(AFCチャンピオンズリーグ2022優勝)
大会はDAZNが全試合を無料配信し、日本語実況・解説付きで視聴できました。浦和レッズはグループEに配され、レアル・マドリード、アルアハリ、パチューカと対戦。世界の強豪クラブとの対戦は、日本サッカーの国際的な位置づけを測る貴重な機会となりました。
3.2 その他の国際大会
2025年には世界各地で様々なスポーツの世界選手権が開催されました。日本人選手の活躍も多く見られています。
| 大会名 | 開催時期 | 開催地 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 世界フィギュアスケート選手権 | 3月 | ボストン(米国) | ミラノ・コルティナ五輪前哨戦 |
| 世界卓球選手権 | 5月 | カタール | 篠塚・戸上組が男子ダブルス優勝(64年ぶり) |
| ウィンブルドン選手権 | 6月30日〜7月13日 | ロンドン(英国) | テニス四大大会 |
| ツール・ド・フランス | 7月5日〜27日 | フランス | 世界最高峰の自転車ロードレース |
| バドミントン世界選手権 | 8月25日〜31日 | パリ(フランス) | 山口茜が女子シングルス3度目の優勝 |
| バレーボール男子世界選手権 | 9月12日〜28日 | フィリピン | 男子世界選手権 |
| 女子ラグビーワールドカップ | 9月23日〜27日 | イングランド | 女子ラグビー世界大会 |
3.3 2026年に向けた展望
2025年のスポーツイベントは、2026年に控える大型大会への準備期間としても重要な位置づけとなっています。特に注目すべきは以下の大会です。
2026年の主要大会予定
- ミラノ・コルティナ冬季オリンピック:2026年2月、イタリアで開催
- FIFAワールドカップ2026:アメリカ・カナダ・メキシコ共催
- 第20回アジア競技大会:2026年9月、愛知・名古屋で開催(日本3度目)
- 第5回アジアパラ競技大会:2026年10月、愛知・名古屋で開催(日本初)
愛知・名古屋で開催されるアジア競技大会およびアジアパラ競技大会については、現在ボランティア募集も行われており、大会を支える側として参加する機会もあります。
3.4 スポーツ観戦・参加のすすめ
2025年は国内外で多様なスポーツイベントが開催され、観戦から参加まで様々な形でスポーツに関わる機会があります。特にデフリンピックのように無料で観戦できる大会は、新しいスポーツの魅力を発見する絶好の機会と考えられます。
スポーツイベント参加の選択肢
- 観戦する:世界陸上やデフリンピックなど、世界トップレベルの競技を会場で体感
- 参加する:市民マラソンやデモンストレーションスポーツで自らプレー
- 支える:ボランティアとして大会運営に貢献、選手と間近で交流
- 視聴する:テレビ・配信で海外大会も含め幅広く観戦
スポーツは「する」「みる」「ささえる」の多様な関わり方があり、それぞれの立場で新しい発見や感動を得られます。2025年のスポーツイヤーを機に、自分に合ったスポーツとの関わり方を見つけてみてはいかがでしょうか。
本記事は2025年12月11日時点の情報に基づいて作成されています。大会日程やチケット情報は変更される可能性があるため、最新情報は各大会公式サイトでご確認ください。記事内容は個人的な調査・考察に基づくものであり、公式発表とは異なる場合があります。イベント参加にあたっては、必ず公式情報を参照し、自己責任で判断してください。
コメント (0)
まだコメントはありません。