4.1 Elements・Console

Elements Panel & Console Panel

DevToolsの起動方法

方法 ショートカット
標準起動 F12 または Ctrl+Shift+I
要素検査モード Ctrl+Shift+C
Console直接 Ctrl+Shift+J
右クリック 「検証」を選択

Elementsパネル

ページのDOM構造とCSSスタイルを検査・編集するツール。リアルタイムでページを変更して動作確認ができる。

DOM操作の基本

操作 方法
要素を選択 Ctrl+Shift+C → ページ上をクリック
要素を検索 Ctrl+F でテキスト/CSS/XPath検索
HTMLを直接編集 右クリック → Edit as HTML
要素を移動 ドラッグ&ドロップ
要素を削除 Delete キー
表示/非表示 H キー
変更を元に戻す Ctrl+Z

右クリックメニューの活用

  • Copy → Copy selector: CSSセレクタをコピー
  • Copy → Copy JS path: document.querySelector()形式
  • Copy → Copy XPath: XPathをコピー
  • Force state: :hover, :active, :focusを強制適用
  • Break on: DOM変更時にブレークポイント設定
  • Store as global variable: Consoleでtemp1として参照可能に
  • Scroll into view: 要素位置までスクロール
実務での活用例
  • 他サイトのレイアウト構造を分析
  • デザイン確認前にCSS値を仮調整
  • 広告要素を特定して非表示化
  • フォーム要素の属性確認・変更

Stylesペイン

選択要素のCSSを確認・編集できる。上から優先度順に表示され、打ち消し線はオーバーライドされたプロパティ。

スタイル編集

操作 方法
プロパティ追加 ルール内の空白をクリック
値の編集 値をクリックして入力
プロパティ無効化 チェックボックスをOFF
数値増減 で±1、Shiftで±10
色の編集 カラープレビューをクリック
新規ルール 「+」ボタン

関連タブ

  • Computed: 最終計算値とその出所
  • Layout: Flexbox/Gridの視覚的デバッグ
  • Event Listeners: 要素にバインドされたイベント
  • DOM Breakpoints: 設定済みのブレークポイント

Consoleパネル

JavaScriptの実行、ログ確認、エラー調査を行う。Escで他パネル下部にドロワー表示も可能。

ログレベル

メソッド 用途 表示
console.log() 一般ログ 標準
console.info() 情報 青アイコン
console.warn() 警告 黄色背景
console.error() エラー 赤色背景
console.table() 表形式表示 テーブル

高度なログ出力

// テーブル表示
console.table([
  { name: 'Alice', age: 25 },
  { name: 'Bob', age: 30 }
]);

// グループ化
console.group('処理名');
console.log('ステップ1');
console.log('ステップ2');
console.groupEnd();

// 処理時間計測
console.time('処理A');
// ... 処理 ...
console.timeEnd('処理A');

// 条件付きログ
console.assert(x > 0, 'xは正の値である必要があります');

// スタックトレース
console.trace('呼び出し元を追跡');

// オブジェクト詳細
console.dir(document.body);

Console特殊変数

変数 意味
$0 Elementsで選択中の要素
$1〜$4 過去に選択した要素
$_ 直前の式の評価結果
$(selector) document.querySelector()のエイリアス
$$(selector) document.querySelectorAll()の配列版
$x(xpath) XPathで要素を検索
copy(obj) オブジェクトをクリップボードにコピー
clear() Consoleをクリア
便利なテクニック
// 選択中の要素のスタイルを確認
getComputedStyle($0)

// 要素のイベントリスナーを確認
getEventListeners($0)

// 関数の実行を監視
monitor(functionName)

// イベントを監視
monitorEvents($0, 'click')

Consoleのフィルタリング

  • ログレベルでフィルタ: サイドバーでError/Warning等を選択
  • テキストフィルタ: フィルタ入力欄に文字列を入力
  • 正規表現: /pattern/形式で検索
  • URLフィルタ: url:example.comで特定ソースのログのみ
  • コンテキストフィルタ: ドロップダウンで拡張機能/iframeを選択
拡張機能開発での注意 Content Scriptのconsole.logは、そのページのDevToolsに出力される。Service Workerのログは、chrome://extensions の「Service Worker」リンクから開くDevToolsで確認する。
参考文献
[1] Chrome DevTools - Elements Panel
[2] Chrome DevTools - Console Reference