オブジェクト指向の考え方
オブジェクト指向プログラミング(OOP)は、プログラムを「オブジェクト」という単位で構成する考え方です。オブジェクトは関連するデータと機能をひとまとめにしたものであり、実世界のモノや概念をモデル化するのに適しています。
Javaは純粋なオブジェクト指向言語として設計されており、クラスとオブジェクト、カプセル化、継承、ポリモーフィズムなどの概念が言語の基盤となっています。これらの概念を理解することで、保守性の高い拡張可能なソフトウェアを設計できるようになります。
カプセル化
データと操作をまとめ、内部の実装詳細を隠蔽する
継承
既存のクラスから新しいクラスを派生させ、コードの再利用性を高める
ポリモーフィズム
同じインターフェースで異なる実装を提供し、柔軟性を実現する
抽象化
複雑な実装を隠し、必要な情報だけを公開する