オブジェクト指向の考え方

オブジェクト指向プログラミング(OOP)は、プログラムを「オブジェクト」という単位で構成する考え方です。オブジェクトは関連するデータと機能をひとまとめにしたものであり、実世界のモノや概念をモデル化するのに適しています。

Javaは純粋なオブジェクト指向言語として設計されており、クラスとオブジェクト、カプセル化、継承、ポリモーフィズムなどの概念が言語の基盤となっています。これらの概念を理解することで、保守性の高い拡張可能なソフトウェアを設計できるようになります。

カプセル化

データと操作をまとめ、内部の実装詳細を隠蔽する

継承

既存のクラスから新しいクラスを派生させ、コードの再利用性を高める

ポリモーフィズム

同じインターフェースで異なる実装を提供し、柔軟性を実現する

抽象化

複雑な実装を隠し、必要な情報だけを公開する

親クラス メソッド・属性 子クラスA メソッド・属性 子クラスB メソッド・属性 子クラスC メソッド・属性

カプセル化

データとそれを操作するメソッドをひとつのクラスにまとめ、データの直接アクセスを制限することで安全性と保守性を高める概念です。

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継承

既存のクラスの特性を引き継いで新しいクラスを作る仕組み。コードの再利用性を高め、階層関係の表現が可能になります。

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ポリモーフィズム

同じインターフェースでも異なる実装を持たせる概念。メソッドのオーバーライドやオーバーロードにより柔軟な設計が可能になります。

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インターフェース

クラスが実装すべきメソッドの仕様を定義する仕組み。異なるクラス間で共通の振る舞いを強制し、疎結合な設計を可能にします。

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抽象クラスとメソッド

直接インスタンス化できないクラスと、実装を持たないメソッドの仕組み。共通の振る舞いと特性を定義しつつ、具体的な実装を派生クラスに委ねます。

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SOLID原則

保守性の高いオブジェクト指向設計のための5つの原則。単一責任、開放/閉鎖、リスコフの置換、インターフェース分離、依存性逆転の原則を学びます。

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はとはとプロジェクト