過去の観測x₁x₂...xₙから次の観測xₙ₊₁を予測する。
例: 101010... → 次は1?0?
ヒューム問題: どの規則性を外挿すべきか?
Solomonoffの解: すべての計算可能な仮説を重み付け
M(x) = Σ_p 2^{-|p|} [U(p) = x* となるpについて和]
U: 万能チューリングマシン
p: プログラム
x*: xで始まる無限列
「xを出力するプログラムの確率の総和」
P(xₙ₊₁ = 1 | x₁...xₙ) = M(x₁...xₙ1) / M(x₁...xₙ)
条件付き確率としての予測
定理(Solomonoff):
任意の計算可能な確率分布μに対して、
Solomonoff予測との累積KLダイバージェンスは有界:
Σₙ D_KL(μ(xₙ₊₁|x₁...xₙ) || M(xₙ₊₁|x₁...xₙ)) ≤ K(μ) log 2
→ 真の分布がどれであっても、有限の損失で収束
M(x)は計算不可能
- K(x)の計算が必要
- 停止問題に帰着
→ 理論的な理想であり、直接実装は不可能
→ 近似が必要(圧縮ベースの方法など)