Googleは、教育者と学生のためのプラットフォーム「Google Classroom」に17の新しい言語サポートを追加することを発表しました。この拡張により、Google Classroomは合計70以上の言語に対応することになり、よりグローバルな教育コミュニティをサポートする体制を強化します。
すでに展開中の新言語
Googleは以下の7言語のサポートをすでに開始しており、ウェブとモバイルの両方で利用可能としています:
- アフリカーンス語 - 南アフリカを中心に使用されている言語
- アッサム語 - インド北東部で話されている言語
- エストニア語 - バルト海沿岸の国エストニアの公用語
- カナダフランス語 - カナダで話されているフランス語の方言
- アイスランド語 - 北欧の島国アイスランドの公用語
- カザフ語 - 中央アジアのカザフスタンの公用語
- スワヒリ語 - 東アフリカ諸国で広く使用されている言語
近日公開予定の言語
さらに、以下の10言語も近日中にサポートされる予定です:
- アルバニア語
- アルメニア語
- アゼルバイジャン語
- ビルマ語
- グルジア語
- アイルランド語
- マケドニア語
- ネパール語
- シンハラ語
- ウズベク語
言語切り替えの仕組み
Googleによると、Google Classroomは自動的にユーザーの設定言語に切り替わる仕組みになっています。具体的には以下の設定が適用されます:
- ウェブ版:ユーザーのGoogle Accountの言語設定に基づいて切り替わります
- モバイルアプリ:端末の言語設定またはアプリの設定に基づいて切り替わります
一部機能の制限
Google Classroomのすべての機能が新しく追加された言語で利用できるわけではないことも発表されています。以下の機能は一部の言語では利用できない場合があります:
- Read Along in Classroom
- Practice sets
- Originality reports
- Gemini in Classroom
教育のグローバル化への貢献
この言語拡張は、Googleの教育テクノロジーを世界中のより多くの地域で利用可能にするという同社の取り組みの一環です。特に、これまでローカライズされていなかった地域の教育機関にとって、母国語でのプラットフォーム利用が可能になることで、デジタル教育の普及が加速すると期待されています。
Googleによる教育プラットフォームの多言語化は、特に新型コロナウイルスパンデミック以降、急速にデジタル化が進む世界の教育現場において重要な役割を果たしています。言語の壁を取り除くことで、より多くの教育者と学生が最新の教育テクノロジーの恩恵を受けられるようになります。